明日香村を歩いてきました
近鉄の岡寺駅を出発し、明日香村をめぐり近鉄橿原神宮前駅までの9.5kmです。
小さな岡寺駅の北東に見瀬丸山古墳はありました。大きな古墳なので人目でわかりました。周辺部には段がついています。かつて、ここにはきっと埴輪が並べられていたのでしょう。
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見瀬丸山古墳 |
亀石のまわりには小学生がいっぱいいて、はしゃいでいました。亀石とはよく言ったもので、下のほうからのぞかせた顔はとても愛嬌があり、きもちよさそうに昼寝をしているように見えました。
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亀石 |
東へ進み、聖徳太子が生まれたという橘寺、川原寺跡、さらに東へゆくと、明日香村の中心地です。
北に折れ、少し行くと、伝飛鳥板蓋宮跡があります。ここで、大化の改新のクーデターが起きたのかと知って、日本人ならだれでも知っている超有名なところなのに、人もいない田んぼの真ん中にひっそりと遺跡があるのには驚きました。
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伝飛鳥板蓋宮跡 |
次に、向かったのは酒船石遺跡。松本清張の小説を読むきっかけになったのが、この遺跡が登場する小説「火の路」でした。ーこれを見て、ゾロアスター教に結びつけたのかー
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酒船石亀方石造物 |
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酒船石 |
飛鳥寺、仏教を保護した蘇我氏。日本初の寺。今は小さいが、昔は伽藍がならんでいたのだそうだ。中には大仏がありました。大仏といっても小さいものだと思っていましたが、予想より大きなものでした。もちろん、東大寺や鎌倉の大仏とは比べ物にはなりませんが・・。すぐ、西に蘇我入鹿の首塚があります。大化の改新で殺された入鹿の首が、飛鳥板蓋宮跡から、ここまで飛んできたのか・・・。背景には甘樫丘の緑。
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飛鳥寺 |
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蘇我入鹿首塚 |
甘樫丘の上り口には藤の花がさいていました。この丘からは飛鳥地域が見渡せます。目を移してゆくと平野部のなかにもっこりと盛り上がった左より、畝傍山・耳成山・天香久山の大和三山が浮かびます。昔の人がここから眺めたとき、この三山に何か不思議な気持ちを抱いたことがわかるような気がします。
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甘樫丘 |
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甘樫丘からみた畝傍山 |
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甘樫丘から見た耳成山と香具山 |
最後に大和三山の一つ畝傍山のふもとにある橿原神宮に参拝してきました。
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橿原神宮 |
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