いつも、スイスに行きたいと思っていた。
もしかしたら、初めて、海外旅行をした場所の印象が強いのかもしれない。初めての海外旅行でスイスに行ったのはおよそ30年前。ユングフラウに登ったが、ガスしか見えなかった。でも、クライネシャイデックから見たアイガーの印象は強烈だった。その後、2回目に娘を連れて行ったときは壮大な峰を身近に見ることができた。
「もしも老年の日々をどこですごしたらいいか、ひとつ選べと言われたら、私はためらうことなく答えるだろう。シルスマリアと。シルスの湖畔と。」
この一文は、犬養道子さんの「わたしのスイス」という本の一説。もう絶版になっているようだが、この一文は私を強烈に捉えた。シルスマリアとはどんな所だろう。ぜひ、この身をその風景の中においてみたい。
たまたま、時間がとれて、家内といっしょに出かけることにした。
家内は、山ばかりだとお天気が悪いと最悪だから街も入れようといった。本で見たザンクトガレンの大聖堂と図書館がすごかったので、行ってみることにした。また、花に飾られたレマン湖畔に点在する街々も見てみたかった。チャーリー・チャップリンやオードリー・ヘップバーンが愛した地方。やはり、アルプスは外せない。
一年越しで計画を立てた。
期日:2014/7/19-8/1
訪問場所:ミラノ(イタリア)、サンモリッツ(エンガディン地方)、ザンクトガレン、ベルン、ツェルマット、レマン湖畔(ラヴォー、ローザンヌ、モントルー、イヴォワール*、グリュイエール) 注* フランス
少しずつ、紹介します。
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