2014年8月10日日曜日

スイスの旅(4) : ミラノのつまみ食い観光 その2

2014年7月20日

バスは市内を走り、スフォルツァ 城(Castello Sforzesco)へ。ルネッサンス期最大の宮殿だが、たまたま、セグウェイ・ツアーのグループと遭遇、近未来のSF映画を見ているようだった。

スフォルツァ 城

次は、いよいよ、ダビンチの「最後の晩餐」。この壁画はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Santa Maria delle Grazie)の食堂に描かれたもの。ここへの入場は管理されていて、希望日時を伝え、予約する必要がある。時間が決められグループごとに入る。現在、予約を取るには半年くらい前に申し込む必要があり、なかなか、たいへんだ。その点、「最後の晩餐」見学つきのツアーを申し込んだほうが楽。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
この壁画は壁の上にテンペラ画で描かれたもので傷みやすい上、食堂が馬屋に使われたり、第2次大戦の爆撃で食堂の屋根が失われるという状況から、損傷が相当進んだ。1977年から1999年にわたり修復された。管理が厳しいのもうなずける。もちろん写真はダメ(下の図はパンフレットから取り込んだもので折れ目が入ってしまいました)。

ツアー参加者と、ペテロのナイフを持つ手のそばにもうひとつ手がありそうに見えるとか、素人与太話をするのもなかなか楽しい。

ちなみに、中央のキリストの向かって左隣はヨハネといわれているが、ダン・ブラウンの小説「ダビンチ・コード」ではマグダラのマリア説を述べている。確かに女性に見えると、素人の私は勝手に納得してしまう。また、背景の3つの窓から見える風景はコモ湖というのがわかったという話を聞いて、とたんに、親近感がわいてしまった。実は、午後から電車でコモ湖のそばを通過する。ただそれだけのことです。

これでつまみ食い観光は終了(PM1:00)。

ホテルにもどりスーツケースをピックアップ、ティラノへゆく列車にのるためにミラノ中央駅へ。




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